

水都大阪の川面に、人々の願いごとを込めたLED光源による光球「いのり星」を放流して天の川を出現させるイベントです。川面そのものを活用して大阪の夏の新しい観光資源とするとともに、人・まち・地域の元気とやさしさアップをめざします。
実施時期は、天神祭本祭の始まりとされる「星愛七夕まつり」その日(7月7日)とし、「願いいのる」ことを通して、広く人々の心に愛と希望の光を灯します。
また、ふだん見られることのない川面を見つめる機会を提供することによって、水資源・水環境に対する感謝の気持ちを醸成することもめざしています。

■元気アップ
- 水の都の新たな景観を創出する
- 大阪の活性化に資する七夕の新たな風物詩を市民みんなでつくりあげる
■やさしさアップ
- 「誰かのために祈る」ことを通して、人々の心に愛と希望・やさしい心根を灯す
- 郷土愛を醸成する
■河川と水環境への感謝・思いやり
- 川面を見つめる機会を創出することによって河川愛護と水環境を配慮する気持ちを育む
- 上流への感謝の気持ちを育み、流域連携を醸成する
- 川の日(7月7日)を広報する
- 七夕の習俗を大人も参加できるものに復活する

このアイデアは「川」をみつめることから生まれました。市域の約10%を占める「川」の水面をいかすことが、大阪の都市景観づくりにもっともふさわしいと考え、川そのものを光でうめる「天の川」へと発想が繋がりました。
一方、大阪には水の祭典「天神祭」があり、地元・天満は“天(星)満る地”が由来で、天神祭はその昔七夕の日を始まりとしており、今日、天満宮では七夕の故事を今に伝える「星愛七夕まつり」が行われています。この歴史文化的背景から、「天の川」の最初の開催地は大阪・天満が最適だと考えました。
「平成OSAKA天の川伝説」はこのような必然性から、この地域の皆様、なかでも日本一長い天神橋筋商店街の皆様のご理解とご協力を核に、市民からの参加を得て実施しました。2009年は初の試みなので、実験と位置づけていのり星2万個を大川に放流しました。


今年から、願いごとを記入する「天の川短冊」の用紙は「レイクパピルス」を使用しています。「レイクパピルス」をどんどん使うことによって琵琶湖の葦(ヨシ)の利用を促進し、水質浄化の一助にします。「天の川短冊」(葦パルプ20%含有紙)1枚で約54リットルの琵琶湖の水が浄化されます。
葦はイネ科の多年草で、湖沼や河川の浅いところに生え、春に新芽を出し夏から秋にかけて穂をだし、冬には枯れます。昔は葦の茎でつくった簾(すだれ)が夏の暑さをやわらげると、需要がありましたが、近年葦の需要は激減し刈り取らずに放置されることが増えていました。刈り取らずに冬に枯れると、ヘドロとなり水質悪化の元となってしまいます。
つまり、葦はきちんと刈り取る必要があるのです。
また、葦に水質浄化能力があることがわかっています。葦の水質浄化能力とは窒素・リンの除去能力のことで、安土・八幡水郷地区での調査では、葦1本あたり約2トンの窒素・リンを吸収する力があることがわかりました。

「いのり星」はリユースを原則としています。
2010年は、2009年に使った「いのり星」を再利用するほか、新たにタッチオン・オフ式「いのり星」を製作します。

- 2009年の「いのり星」ではアルカリ電池とリチウムコイン電池をそれぞれ2万個使用し、すべて適切に廃棄しました。
※わが国では1995年に水銀電池が生産中止されています。(社団法人電池工業会HP参照)
- 2010年型「いのり星」は一次電池を使用しますが、近い将来の2次電池(充電池)への全面転換にも対応できるカタチを目指し、より環境負荷の少ない熱源開発を検討していきます。

放流した「いのり星」はNPO法人大阪水上安全協会、大阪市環境局の協力を得て完全回収します。

「平成OSAKA天の川伝説2010」は、大阪市が推進するライトダウンキャンペーンの取組に賛同し、これを広く浸透させるために協働します。
大阪市では、6月21日(月)と7月7日(水)の2日間、御堂筋沿道や中之島地域等の事業所に対してビルや広告塔等のライトアップ施設の消灯を呼び掛けており、7月7日には、「平成OSAKA天の川伝説」との連携イベント「おおさかライトダウン」が開催されます。
詳細は、決定次第お伝えします。しばらくお待ち下さい。

関係各機関との協議を経て、会場周辺の安全運営に努めます。
利用水域及び、周辺エリアの清掃を行います。